こんにちは。
浜松市・湖西市・磐田市の庭木手入れをやっている剪定バスターです。
当社のモットーは総勢15名の職人で業務を行なっているため、決めた作業日には必ずお伺いできることです。
このお客様は庭木の剪定・刈り込み作業をしてほしいとのご要望でした。
このお庭は仕立物が特に多いお庭です。
仕立物とは庭木の手入れにより、玉の形を作って見栄えを良くすることを指します。
仕立て方には種類があり、このお庭では玉チラシの仕立物が多く見られます。
玉チラシとは同じ木に何個も玉を作る仕立物のことで、マキの木で行うことが特に多いです。
玉の下は平らにして上は丸いドーム状や、平べったい円盤型にすることもあります。
マキ・サツキは丸い形に仕立てやすい木です。
お庭によって合う形、合わない形があるので見極めが大切です。
仕立物の刈り込みのポイントは、刈り込みながら枝葉を手で払い落としていくことです。何故かというと刈り込めていない箇所がハッキリと見ることができ、刈り残しによる手戻りが少なくなる点、後に控えている掃除の手間が少なくなるといった点があります。
正面に見える仕立物はサツキと呼ばれるもので葉が細かく刈込が容易な木です。
サツキは春になると芽吹いて花が咲くので、刈り込みを行う時期は6月下旬と花がしおれた頃がベストなタイミングです。
サツキの後ろの木は、カンツバキ(寒椿)という木です。
枝が伸びている影響でどこが玉になっているのかわかりづらいので、玉がわかるように刈り込みをしました。
ボサボサとした感じがなくなり、ハッキリと形が分かるようになりました。
その横にはサルスベリという木があります。
この木は、猿が滑り落ちるほど樹皮が滑らかという特徴があり、それが由来となり名前がつけられたとされています。
枝先の剪定を行い新芽が芽吹くようにしました。
さらに後ろにある、マキの仕立物もサラッと浅く刈り込みをしました。
なぜ浅くかというと、マキの仕立をした時期は冬なので、なるべく木にダメージが残らないよう深く刈り込みすぎずに、表面だけを刈りました。
マキは寒い時期が苦手な木です。
そのため寒い時期に、刈り込みをすると切り口に冷たい風が当たり茶色くなってしまいます。
適している時期は夏から秋にかけての時期です。
その横にあるマツは透かし剪定をおこないました。
マツの剪定は基本的に3つのやり方があります。
ミドリ摘み・枝透かし・もみあげの3種類です。
そもそもミドリとは何だと思う方がいると思いますが、春から夏にかけて伸びてくるマツの新芽のことです。
それを摘み取っておくのが、ミドリ摘みという作業です。
枝透かしは枯れ枝や見栄えの悪い枝などの、不要枝を切り取ることです。
もみあげは古い葉や多すぎる葉をむしり取ることです。
マツの剪定をする際に必ず松脂(マツヤニ)が付着します。
服に付いてしまうと落ちないので、そこがネックな点です。
さらにマツの葉は針のように尖っているので、作業時にかなりチクチクして痛いです。
ゴム手袋や袖の長い服で作業に挑まないといけません。
ベテランの方になると素手でマツの木を触る方がいます。
このお庭は細かい砂利が全体的に敷かれているので、作業時に発生した枝葉の回収が大変です。
細かい葉の木が多く、木々が密集しているので入念な片付け作業をしないといけません。
せっかく木が綺麗になったのにその周辺に枝葉が残ってしまっていたら、残念な気持ちになってしまいます。
そのような事態が起こらないように、毎日注意をしながら作業に取り組んでいます。
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剪定バスターは浜松市浜名区にある有限会社舩越造園が運営しております。舩越造園は創業60余年。造園業としてこれまでに多くのお庭の手入れや剪定を行って参りました。簡単な庭木の剪定から本格的な造園工事まで幅広く対応しております。
お客様の中には定期メンテナンスをご希望される方も多くいらっしゃいます。お庭のお悩みや庭木の剪定についてご相談があればお気軽にご相談ください。浜松市内はもちろん、磐田市や湖西市まで対応しております。
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最後まで読んでいただき、ありがとうございます。